過去の話と未来の話、会議の内訳どうなっていますか?
「なんでこんなことになっているのだ?」
「いつからだ?」
「どうしてこうなったのか、理由を述べよ。」
皆様の会社の会議では、このようなワードは飛び交っていませんか?上記のようなワードが上司側から発せられているとしたら、会議を見直すタイミングです。
もちろん、なぜ目標に到達できなかったのかの原因を分析することで、次も同じような結果にならないように対策を打つということは重要です。
しかし、会議がこの原因分析だけで終わっていませんか?
「なぜだ?どうしてだ?いつからだ?」と毎回の会議で上司から詰められていたとしたら、部下の思考状態はどうなっているのでしょうか?
想定されることとして、この上司は、この項目について、確認や突っ込みを入れてくることが考えられるから、答えられるように準備しておこうとなるのではないでしょうか。
つまり、上司の機嫌を損ねないようにと、上司が納得する発言を考えるということになります。
また、どれだけ過去を掘り下げたとしてもコントロールは不可能ですし、変えられません。
そのため、未来の行動を変えさせることにフォーカスを当てた会議を実施して下さい。過去の原因分析は、部下自身で実施することであり、上司は、部下に対して、「今回のことを受け、どうするのか?」と、未来の動きを確認して下さい。
こちらが会議内で習慣化されることで、部下は自分で改善策を考えなくてはならない状況になります。部下の改善策を確認し、それを上司は承認する。すると部下は自分で考えるわけですから、成長に繋がります。
また、過去の原因分析に時間を費やしている会議は、長時間になるケースがあり、本来の改善策の確認まで至らず、持ち越しになっているケースもあります。
過去の話ではなく、未来の話を中心に実施していくことで、会議時間の短縮、そして部下の成長に繋がります。