本当に風通しの良い会社とは何か。
言い訳を聞くことが必要となっていませんか。

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何でも言える、風通しの良い会社にしたい。「何かあったら何でも相談に乗るから」とマネジメントしている方もいるのではないでしょうか。

自身が上司になったら、働きやすい環境にしていくために、部下の意見を吸い上げてチームとして勝ちたい。このように考えることは良くあることです。

チームのために積極的な意見を言ってくる部下、できない言い訳を言ってくる部下、この違いは何でしょうか。

本当に目指している風通しの良い会社とは何かを考えていきます。

結果がでないとき、言い訳がでてくるのは当然

結果が出なかった時に、ダメだった理由を分析します。

その時、できなかった理由を考えることは誰もがするでしょう。その際、仕方がなかったと言い訳にして自分自身を納得させたり、次こそは結果を出すために何をするかを考えたりと人によってことなります。

誰しも結果が出なかった時には言い訳を考えてしまいます。

その言い訳をそのままに次に向かうと、やっぱり無理な目標、そもそも目標が高いなど結果を出せない要因を考えて行動することで結果はでません。

結果がダメだった時に、改善して行動して結果にこだわる人は結果をだしてきます。

部下が全員、そのような部下であれば楽なのにと考える人もいるでしょう。

周りのチームを見てみてください。人によって言い訳を考えやすい、言いやすいと言うことはありますが、チームごとに見ると、言い訳が少ないチームは存在します。

どのようにリーダーが部下の言い訳を言わせない環境をつくっているのでしょうか。

どんな人でも言い訳が頭をよぎることはあります。言い訳が発生した時の対処を知っているのです。次に言い訳の対処方法を考えてみましょう。

言い訳が発生した時、どのような行動をとるかを考えてみましょう。

リーダーの人は自身がプレイヤーだった時に、どのように考えていたかを思い出してみましょう。

何とかして結果を出そうと考えて、日々工夫して取り組んできたのではないでしょうか。リーダーや会社からの指示を受けて、無理だと思っても、改善して結果を出してきたことでしょう。

無理だと思っても、リーダーに言い訳せず、やってきた人は多いと思います。できない間は、目標が高すぎるから、商品やサービスが悪いから、忙しいから等、様々な理由を探して納得させようとします。

ですが、様々な理由を探して言い訳しようとしても、結果が変わることはありません。ですから、結果を出すために言い訳せず、目の前のやると決めたことを行動することが必要です。

リーダーからすれば、優秀な部下がいれば楽です。上述したような自分で考えて行動してくれる部下ばかりであれば、マネジメントは必要ないかもしれません。

そこで、優秀な人を採用することが必要だと、この考え方も部下を成長させることができない言い訳と考えることもできます。

優秀な人も失敗をしながら、結果を出せるようになったはずです。誰もが最初は新人です。

結果が出るように、自分自身がプレイヤーだった頃を考えて、どのような環境にすれば良いかを考えてみましょう。

まずは、部下の言い訳をリーダーが認めないことが重要です。

一方、言い訳が発生した時、愚痴を言う、上司に言い訳を言う、結果は出なかったけど頑張ったことをアピールする、これらの行動を取る部下も多いでしょう。

「一生懸命取り組んだのですが、〇〇が合って…」
「〇〇しているのですが、〇〇と言う状況で…」
「今回、ダメでしたけど、〇〇は良かったと…」
「申し訳ございません(その後、無言)」

これらの言葉の何がダメでしょうか。できなかった理由を言っているだけで、どれもリーダーの言葉を待っている言葉になっています。

リーダーが言い訳を認めてくれるのを待っているのです。

そもそも言い訳が発生した時に、その言い訳を言う事は正しいでしょうか。

言い訳の代わりに何を言うべきでしょうか。自身がプレイヤーだった時に言い訳の代わりに何を言っていたか、何を考えていたかを思い出してみましょう。

そのような環境をつくることがリーダーの仕事です。

言い訳がでてきやすいリーダーのマネジメントとは?

言い訳を聞いているリーダーには、特徴があります。

ヒアリングの方法に問題があります。

報告させることは必要ですが、その際に言い訳まで聞いてしまっています。

結果が出ない部下に対して、「何が問題だと思う?」「どうしてそうなったの?」と原因をヒアリングしていませんか。

これらの聞き方は、単純にできなかった理由を聞いているので、言い訳になります。

言い訳を聞いて、リーダーとして、それは仕方がなかったと納得してしまうとどうなるでしょうか。結果が出なくてもいいのだと考えます。言い訳が上手くなっていきます。

一昔前はやりましたが、叱咤激励と称して、喝を入れる等、感情的に部下を動かして行動させようとする。

最近では、モチベーションをあげるために褒めて伸ばすことがブームになりました。

褒めることやモチベーションをあげることがリーダーの仕事だと学んだ人もいるのではないでしょうか。

この2ケースの方法は、言い訳がでやすい環境をつくります。

ここでは簡単な例にとどめますが、感情で采配するリーダーの部下は、どうすれば叱られないか、褒められるかを考えるようになります。結果を出すことよりリーダーの顔色を見るようになります。

褒めたり、モチベーションをあげたりに注力すると、部下は今の状況で良いのだとなり、成長が鈍化する部下もいるでしょう。

いずれも部下の意識が高くないとうまく機能しないマネジメントと言えるでしょう。
言い訳と言う点に関しては、どちらも聞いてくれるリーダーであるため、ヒアリングの際に言い訳が数多くでてきます。

でてきた言い訳に対して、どのように返答するか考えるのも上司の仕事と、モチベーションが下がらないようにするために言葉を選んで対応します。
結果、リーダーには、コミュニケーション能力が必要だと考え、モチベーションをあげるための方法を考えます。
これにより、コミュニケーション量が増えて活気あるように周りからは見えることで良い方法であると誤解してしまうのです。

このような状態を風通しの良い会社とするのであれば、間違えた風通しの良い会社です。

真に風通しの良い会社とは、結果を出すために、積極的に案を部下からあげる等、結果を出すために前向きな会話がなされている会社だと考えます。

部下に寄り添い、聞いてあげることで、言い訳を聞き、その対応をすることがリーダーの仕事ではありません。リーダーの仕事は結果を出すことです。

どのようなマネジメントが正しいかを考えてみましょう。

リーダーの仕事は勝利に導くこと

言い訳を言ってくる部下に対しての対応を最後に考えます。言い訳にも2つあるでしょう。

実際にリーダーも、その言い訳を認めざるを得ない場合です。つまり、当初の目標設定を達成できない問題が生じる等、問題が生じた場合です。その際には、そのことが都度、リーダーに報告があがってくる必要があります。

つまり、言い訳が発生した時に、あきらかに問題が生じた場合は、現場の状況をリーダーに報告して修正していく必要があります。

このような言い訳はもちろん問題ありません。結果を出すために生じた課題を解決するためのコミュニケーションは必要です。

言い訳がでてくる時は、部下から報告を受ける時です。ですから、本来、報告時に結果を出す部下を増やしていき、全員達成させることがリーダーの仕事となります。

ここでは、最後に報告時にダメな例を2つあげておきます。

「結果〇〇で未達でした」
「何がダメだったの」
「〇〇が原因で…、申し訳ございません」
「そうか、次はがんばれ」
「はい」

これは、申し訳ございませんと聞いた時点で部下は許されていると認識します。

「結果〇〇で未達でした」
「何がダメだったの」
「〇〇が原因で…。」
「そうか、私だったら〇〇するけど…」「そうか、次は〇〇をして…」
「はい」

これは、アドバイス、やり方を指示することで、それをすれば結果が出せなくてよいと言い訳が発生する言葉となります。

「真の風通しの良い会社とは何か」、「どのような対応をすると部下に言い訳が発生するのか」、など、詳しく知りたい方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度識学のコンサルタントにご相談ください。

この記事を書いた識学講師

大阪大学工学部を卒業後、教育系の教材会社で営業としてキャリアをスタート。5年従事したのち、塾に転職して教室長として19年のキャリアを積む。その後、識学と出会い入社。シニア講師としてこれまで44社、108人のトレーニングに携わる。

「それぞれに明確な原因と解決法が存在する」

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