コンサルタント紹介

プロフィール

シニアコンサルタント
コンサルティング部
安藤 利久(Toshihisa Ando)
新卒で入社したメーカーで営業職に従事した後、教育業界に転じる。学生向けの公務員試験や教員採用試験の受験指導事業を行う会社で、入社11年目に拠点責任者に昇進、7、8名の部下を持つ。その後、中部ブロックの責任者を経て、全国を統括する執行部長に就任、直下に約40名ほどの部下を持った。その会社は新卒の定着率が非常に悪く、入社後数年でほぼ辞めていくという組織でした。問題解決の糸口を探っていたところ識学理論と出会い、27年間携わった教育業界を離れて識学に入社し、現在に至る。

インタビュー

新卒入社者が数年でいなくなる

ーー簡単な自己紹介をお願いします。
新卒で入社したメーカーで営業職に従事した後、教育業界に転じました。その会社で、公務員試験や教員採用試験、各種資格試験の受験指導事業に27年間携わりました。その後、識学に転職し現在に至っています。

ーー業界、職種、期間、マネジメントしていた人数など、これまでの自身のマネジメント業務の経歴を教えてください。
前職の入社11年目に名古屋校の事務局長という拠点責任者に昇進し、7、8名の部下を持ちました。その後、名古屋、静岡、金沢の3地区からなる中部ブロックの責任者を経て、全国を統括する執行部長に就任しました。その際は直下の約40名の部下を持ちました。

ーー識学入社以前のこれまでの自身の経歴の中でマネジメントについて苦労した経験を教えてください。
採用は新卒も多く若い職場でしたが、定着率が非常に悪く、入社後4年でほぼ辞めていくということが繰り返されていました。その要因は私自身も携わっていた、採用広報のメッセージにも問題があったと反省しています。広報内容はどうしても「学生と仲良くなれる、楽しい仕事」といったイメージに偏りがちでした。ところが実際は、収益に直結する学生募集の戦略・戦術を考えたり、営業日となる土日祝日も仕事となることもある環境。そこに誤解錯覚を生じさせてしまったいたわけです。さらに現場ではメンバーに寄り添うようなマネジメントで何とか定着を図ろうとするのですが、効果は上がりませんでした。
気が付くとベテラン管理職と新人のみで中間層が居ないといういびつな組織になっていました。

ーー識学と出会ったきっかけを教えてください。
自身のマネジメント上の問題解決をいろいろと模索する中、識学の存在を知りました。そこで、本などで調べてみると、自分が16年管理職としてやってきたことがすべて間違っていました。ある意味自分の存在意義を否定されたように感じたのですが一方で、識学理論の正しさにいたく納得するという不思議な感覚を覚えました。

識学による課題解決の意義とやりがい

ーーなぜ識学に興味を持ち、入社することになったのか教えてください。
そこで識学に興味を持ち、転職を決心してはいなかったものの、ひとまず話を聞いてみることにしたのです。「まだ決めていない」と前置きの上で面接に臨む中、それまでのマネジメントの失敗について打ち明けると、「そういう経験をしている人だから活躍できる」と言われました。そこで、識学でやってみようと決めた次第です。
ーーこれまでのコンサルタント活動の中で苦労した経験を教えてください。
自ら識学に惹かれて申し込まれた経営者ではなく、その経営者から命じられて受講する幹部層への集合トレーニングでは、冒頭からこちらの存在を怪訝な目で見ていることも多く、神経を使う経験をします。やはりそういう方々は、自分たちが良くないので識学の受講を経営者から命じられた、と受け止めるようです。
ーーそれをどのように乗り越えたのか教えてください。
講師として信頼してもらう必要があると考えました。まずはあなた方に問題があっての識学トレーニングではなく、みなさんのパフォーマンスを高め、可能性をさらに広げるためのトレーニングであることを強調しました。そこから取り組みが前向きになり、一人から「こういう場合はどう考えればいいのか?」といった質問が出始めると、全体的に波及し、場の雰囲気が前向きになっていきました。

ーーこれまでのマネジメント支援(トレーニング)の中で一番印象に残ったケースを教えてください。
日本で唯一とも思われる大変に価値あるサービスを運営している企業を担当しました。非常に社会的意義の大きいサービスを展開している一方で、正しい組織運営が全くできておらず経営者が疲弊していました。そこで、識学理論に基づいて役割の明確化や位置関係の大切さを伝え改善策を示し、課題解決を進めました。そういった組織の価値あるサービスが無くなることは日本全体の損失に繋がると考え、改めてこの仕事の意義とやりがいを感じます。

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