識学による課題解決の意義とやりがい
ーーなぜ識学に興味を持ち、入社することになったのか教えてください。
そこで識学に興味を持ち、転職を決心してはいなかったものの、ひとまず話を聞いてみることにしたのです。「まだ決めていない」と前置きの上で面接に臨む中、それまでのマネジメントの失敗について打ち明けると、「そういう経験をしている人だから活躍できる」と言われました。そこで、識学でやってみようと決めた次第です。
ーーこれまでのコンサルタント活動の中で苦労した経験を教えてください。
自ら識学に惹かれて申し込まれた経営者ではなく、その経営者から命じられて受講する幹部層への集合トレーニングでは、冒頭からこちらの存在を怪訝な目で見ていることも多く、神経を使う経験をします。やはりそういう方々は、自分たちが良くないので識学の受講を経営者から命じられた、と受け止めるようです。
ーーそれをどのように乗り越えたのか教えてください。
講師として信頼してもらう必要があると考えました。まずはあなた方に問題があっての識学トレーニングではなく、みなさんのパフォーマンスを高め、可能性をさらに広げるためのトレーニングであることを強調しました。そこから取り組みが前向きになり、一人から「こういう場合はどう考えればいいのか?」といった質問が出始めると、全体的に波及し、場の雰囲気が前向きになっていきました。
ーーこれまでのマネジメント支援(トレーニング)の中で一番印象に残ったケースを教えてください。
日本で唯一とも思われる大変に価値あるサービスを運営している企業を担当しました。非常に社会的意義の大きいサービスを展開している一方で、正しい組織運営が全くできておらず経営者が疲弊していました。そこで、識学理論に基づいて役割の明確化や位置関係の大切さを伝え改善策を示し、課題解決を進めました。そういった組織の価値あるサービスが無くなることは日本全体の損失に繋がると考え、改めてこの仕事の意義とやりがいを感じます。