受講者の熱心な実践で好結果に
ーーなぜ識学に興味を持ち、入社することになったのか教えてください。
マネジメントに悩んでいた頃、情報収集しましたが、そこでは識学とは出合わずじまいでした。エージェントから紹介を受け識学を調べると、自分がマネジメントで失敗した理由が明確に理解できたのです。成功した時は、知らずに偶然識学理論どおりのことをしていたとわかり、驚きました。
私の父は中小企業を創業していましたが、倒産も経験しています。子供の頃から父の姿を見ていて、経営者の人生は山谷の連続と知っています。識学を広めることで、父のような経営者の役に立てると感じ、入社を決めました。
ーーこれまでのコンサルタント活動の中で苦労した経験を教えてください。
あるクライアントの経営者は当時60歳代半ばで、専務であるご子息につつがなく承継したいと考え、現状の組織では問題があるので改善したいと識学をスタートされました。ところが、理論には深く納得するのですが、組織改善の行動スピードに問題がありました。
ーーそれをどのように乗り越えたのか教えてください。
2か月ほどそうした状況が続きましたが、識学理論における「変化」という領域を学んだことを機に、得た知識は実践し使って経験することでのみ活かされること理解してもらえたのです。その1か月後には、評価制度構築トレーニングが始まり、ご子息にもトレーニングに参加してもらうようになり、組織改善のスピードも速まりました。
ーーこれまでのマネジメント支援(トレーニング)の中で一番印象に残ったケースを教えてください。
あるスタートアップのケースです。当時20歳代後半という若いトップで、熱心に受講しスピード感を持って組織づくりを取組みました。トレーニング開始当時、数名のフラット型組織でしたが、約1年で3階層の10名規模まで拡大しました。このケースで受講者が組織マネジメントの原理原則を理解するだけでなく積極的に自組織で使って、改善サイクルを高速で回すと、組織の成長速度は自ずと上がることを実感しました。今後もこうしたケースを増やせるよう努めたいと思っています。