識学理論に触れる機会が奏功
ーーなぜ識学に興味を持ち、入社することになったのか教えてください。
コンビニ本部で手掛けた加盟店の経営指導の仕事にやりがいを感じていたのですが、直営店で新人を育成する仕事に異動となり、未練を感じていたのです。そんな気持ちがまだ残っていたことと、その後の自分自身のマネジメントへの疑問も残っていました。そんな時にエージェントから識学を紹介され、ホームページを見たのです。そこに書かれていた「マネジメントには、正解がある。」という言葉が刺さりました。そして、安藤社長のYoutubeや「リーダーの仮面」に触れ、感銘を受けたことが入社動機となりました。
ーーこれまでのコンサルタント活動の中で苦労した経験を教えてください。
識学理論を伝えた際に、理解はしてもどこか斜に構えたり、当事者意識が低く次の行動に繋がらない経営者がいたことです。
ーーそれをどのように乗り越えたのか教えてください。
まずは実行して頂くために、最近のうまくいっていない事象を聞き、識学的に分解して「こういうふうに行動すればどうか」と示唆する方法を取りました。実際の具体策までは示さず、自ら考えてもらうようにして「それをやりましょう」と押し、行動に繋げて頂くことができました。
ーーこれまでのマネジメント支援(トレーニング)の中で一番印象に残ったケースを教えてください。
5店舗を展開しているメガネ店を、別の講師から引き継いだケースです。オーナー社長はマスタートレーニングを受講済でしたが、専務である子息は識学に対して懐疑的で、「これ以上金をかけなくても、社長が(自分に)教えてくれればいい」といった温度差がありました。私は評価制度構築から手掛けることになったのですが、社長の意向でそのタスクに子息も加わりました。そのプロセスを経て評価制度を構築し終えた時に、子息が自ら「自分もトレーニングを受けたい」と言われたのです。そして、実際にマスタートレーニングを受講し始めると、社長から「以前は動きが鈍いところがあったが、改善されてスピード感が出始めている」と評価されています。評価制度構築のベースとなった識学理論に触れ、その有用性に気づいて頂けたのだと思います。