どう行動してほしいかを具体化し、交通整理
ーーなぜ識学に興味を持ち、入社することになったのか教えてください。
識学のサービスに興味を持ち、安藤代表の著書を全部読みました。自分のこれまでのマネジメントの失敗の原因が全て書いてありました。さらに、識学理論はこれまで携わってきた女性活躍や障害者の雇用促進にも非常に有効だと感じ、伝える側に回りたいと思ったのです。
ーーこれまでのコンサルタント活動の中で苦労した経験を教えてください。
「識学」に対する先入観を持っているクライアントへの識学トレーニングです。時にはネガティブなイメージを持った方がいる状態からの研修では苦労をしました。
ーーそれをどのように乗り越えたのか教えてください。
識学を正しく理解して頂くために、伝え方や研修の盛り上げ方なども工夫をしました。相手の立場にたって考え、自身の行動を変化させていくしかないと思って取り組みました。例えば受講者が、管理職の場合にはその目線に合わせた例を使用し、結果を出して成長していくために識学を使って頂くことを伝えるようにしています。
ーーこれまでのマネジメント支援(トレーニング)の中で一番印象に残ったケースを教えてください。
従業員数が50名ほどのフォトスタジオのケースです。従業員思いの経営者の人柄もあり大きくなってきた会社でしたが、これから先を考えた時、自分がいなくなっても存続するには従業員がもっと自立的に動いてもらわなければならないと考え、その方策を得るために識学を申し込まれました。
経営者の思いはあっても、従業員にどう行動してほしいのかが具体的に伝わっていないと見受けられたので、各自の役割や行動内容に落とし込むことから始めてもらいました。従業員も元々会社が好きで大きくしたいと思っていたので、識学で交通整理をすることによって、自分たちの責任を果たすためにはどう行動すればいいか考えるように変化したのです。現在も更なる成長にチャレンジをされています。