理論→実践→業績向上という“線”を伝える
ーーなぜ識学に興味を持ち、入社することになったのか教えてください。
そこで、まずはできる識学理論を試してみました。部下との距離を保ち、ルールを決めてその実行を求めることをマネジメントのベースにすると、部下の動きが主体的になり業績アップや離職率の低下傾向に繋がったのです。もっと識学を学びたいと感じていました。そんな時にエージェント経由でオファーを頂いたご縁もあり、面接を受けてみようと思い至りました。
最終面接にて15分ほど質問したのですが、全てその場で的確に回答が返ってきたのです。「マネジメントには、正解がある。」というキャッチコピーは本当だと納得し、入社を決めました。
ーーこれまでのコンサルタント活動の中で苦労した経験を教えてください。
当初は、識学理論を伝え、それを実行に移してもらうことに苦労しました。自分は識学理論に引かれ、学んでそれをどう実行するか考えるのが楽しいわけですが、多忙な経営者にそれを伝えることが難しいと感じました。
ーーそれをどのように乗り越えたのか教えてください。
点が繋がって線になるように、理論を理解した先に実践があり、実践することで組織の課題の改善に繋がり、結果的に業績向上をもたらすというプロセスを理解してもらうように努めています。その上で、期限と実践内容を決め、その実行を求めると実践して頂けるようになりました。
ーーこれまでのマネジメント支援(トレーニング)の中で一番印象に残ったケースを教えてください。
別の講師から引き継いだお客様のケースです。その経営者のトレーニングは前任者が行っていて、私はその後の月次面談でのコンサルティングを担いました。その中で、前述のような課題改善への実践を繰り返し求めていました。すると、「管理職の育成を富山さんにお願いしたい」と言って頂け、10名ほどの研修を受注できました。
その研修で、経営層が識学を導入した理由が管理職層にも理解され、「自分たちも変わりたい」と追随する動きに繋がり始めています。会社としてのベクトルが明確になりつつある効果を感じているところです。