識学を実践すると、組織課題に割く経営者の時間が劇的に減少する
ーーなぜ識学に興味を持ち、入社することになったのか教えてください。
まず、識学はわたしがやっていたマネジメントとは真逆のアプローチだったので興味を持ちました。「そういう考えもあるんだ」と。もともと転職の斡旋の仕事をしていたのですが、わたしが斡旋して入社した方が早期に辞めてしまったり成果を出せなかったり。こういったケースが何件かあって、いくら優秀な方でも組織の仕組みが出来上がっていない会社に転職すると、思うような成果がでないなどということがありました。こういった実体験から、より深く組織に入り込んで仕組みづくりから関わりたいという思いがあり、識学に入社しました。
ーーなぜ識学に興味を持ち、入社することになったのか教えてください。
お伝えした内容をなかなか実践していただけなかった時が一番苦労しました。
ーーそれをどのように乗り越えたのか教えてください。
わたし自身のコミットメントが弱かっただけでなく、受講者の“意識”を変えられなかったことが理由でした。受講者が将来的になし得たい目標やイメージと現状にはギャップがあります。そのギャップはもちろん、現状を放置しておくことの危険性を認識していただくことが重要です。ただ、現状の環境などを考えると最初の一歩がなかなか踏み出せないことも珍しくありません。それに対してどこまでわたしが介入していくべきか。この塩梅がカギになると感じています。
ーーこれまでのマネジメント支援(トレーニング)の中で一番印象に残ったケースを教えてください。
介護関係の事業をやってらっしゃる社長さまから「識学を学んで人生がすごくプラスになった」と言われた時は嬉しかったですね。わたしも介護関係の仕事をしていたので共感できることが多いのですが、業界柄、介護はスタッフの不平不満も多く、離職率も高いんです。なので、マネジメントするのもすごく難しい。この社長さまはどちらかというと自身も現場に入る率先垂範タイプの方でした。スタッフさんの悩み相談も親身に聞いていたので、全業務のうち8割くらいは組織の問題に時間を取られている状態でした。
でも識学を導入して1年くらい経った頃には、現場に入ることはもちろん、スタッフさんからの連絡もほぼなくなり、組織の問題に2割くらいしか時間を割かなくても良くなったとご報告いただきました。結果、本来の社長としての役割に集中できるようになり、70〜80%くらいだった入居率も95%以上を推移しているだけでなく、業績も順調に伸びているそうです。