リーダーの仮面 メルマガ講座

ルール順守による帰属意識醸成は本当に必要か?

「ルールの思考法」Vol.4

\\ 「いちプレーヤー」から「マネジャー」に頭を切り替える思考法を学ぶ //
組織構築の第一歩としてこれまでルールの必要性から分類方法や設定方法、そして順守方法について解説をしてきました。

ルールは所属するメンバーに帰属意識を持たせる大事な役割を果たすものですが、そもそも帰属意識の醸成がなぜ必要なのか疑問に感じた方がいるかもしれません。

また、そもそもルールにはデメリットもあるのではないかと疑問を感じた方は多いと思います。例えばルールがあることでストレスを感じてしまいそれが離職に繋がらないかなど、ルールのマイナス面をどう捉えるべきかを正しく理解する必要があります。

今回はルールの弊害について正しく理解し、ルール順守による帰属意識の必要性について解説します。

ルールの弊害

まず、ルールは名前の通り縛るものです。人は縛られることや狭い所に追いやられることに対し本能的にネガティブになります。

よって他者のルールに縛られることは本来ネガティブであることが自然なのです。それ故私たちは、会社はもちろん、家族や社会といった自分以外のルールに対して我慢して生きています。

このことから会社組織においては、ルールが多ければ多いほど普通は反発したくなりますし、不自由さを感じることからも人によっては働きにくい環境と認識し最悪離職の方向に走ります。

我慢することが当たり前

では、最悪離職の方向に走る可能性もあるルールをなぜ組織においては設定しないといけないのでしょうか?

それはシンプルに組織だからです。道路交通法に赤信号のルールがあるように、組織内の人間はお互いの思考が異なる為、ルールが無い状態のままだと組織内に誤解や錯覚が多発し、それがロスタイムやトラブルに発展し、組織の成長の大きな弊害となるのです。

よって「無法地帯のカオス」という状況を避ける為に私たちは組織にルールを設定しそれを我慢しているのです。

ルールを守ることで帰属意識が生まれ絆が強くなる

ルールを守ることは、単に我慢というストレスだけがかかるのかと実はそうではありません。

例えば学生時代、青春を謳歌した部活動の経験がある方は是非当時のことを思い出してみて下さい。特に体育会系で強豪チームだったところほど、ルール含め指導は厳しかったと思います。時には辞めたくなった瞬間もあるかと思います。

でもその厳格なルールを守っているなかで所謂ワンチームのようなメンバー同士の固い絆がなかったでしょうか?ルールをしっかり守ることは、その組織の一員であり、同じく守っているメンバーは仲間だという意識を醸成します。そしてそれは同じ目的(勝利)を果たす為の強固な絆へと発展するのです。

同じチームに入って欲しくない人

一方で、同じチームに入って欲しくない人を想像してみましょう。

先程の部活動のケースに当てはめてみた時場合、どのような人は入って欲しくないでしょうか?またはチームから外れて欲しいでしょうか?

その答えはルールを守れない人です。そのチームで決まっているルールがいくつかあるかと思いますが、それを守らず自分の好き勝手にやる人はチームの輪を乱す人として認識し、そのチームから外れて欲しいと思うはずです。

このように人は同じルールを守っていれば仲間であり、守れなければ仲間でないと意識上認識するのです。
リーダーになるための必要不可欠な学びを
たった2日間、5万円で学ぶプログラム

リーダーの仮面塾

我慢できなければ去るしかない

組織に所属すると、その組織のルールを守ることが求められ、それは少なからず自分のルールと異なる部分がある為、時にストレスを感じることがあるかもしれません。

しかし、そこは合わせるしか選択肢がなく、もし合わせたくない(守りたくない)というのであれば、その組織を去るしかありません。

組織と所属する個人は一心同体

ここで、なぜ組織のルールに個人は合わせなければならないのか、また組織のルールをしっかり守ることでなぜ帰属意識が生まれるのかについて解説します。

まず、押さえておきたいのは、個人は所属する組織の一部として他者から見られるということです。例えば、全国に名の知れた野球の強豪校のユニフォームを着ている高校生を見かけたら、その人のことを全く知らないのに「あの子野球上手なんだろうな」と思ったり、東京大学出身ですと聞いたら、「頭いいんだろうな」と思いますよね。

つまり、人は所属している(または所属していた)組織の一部として周りの人から認識されます。よって評価も連動します。

組織の評価と個人の評価は連動する

ある会社に勤務していて、その会社が上場しました。もちろん会社は市場からの評価が上がりますが、同時に勤務している社員の評価も上がります。上場前日と当日で個人のスキルが上がったわけではないのに、「あの上場した○○会社の社員なんですね、すごいです。」といったように連動して個人の評価が上がるのです。

因みに下がる場合も連動します。例えばある社員が不祥事を起こしてメディアに公開されると会社の評価が下がります。そして同時に所属している他社員の評価も下がるといった現象です。

意識上組織の外に出てしまっている人

では、この誰得でもないような意識上外に出てしまった人をどう中に戻すかが重要になってきます。この際注意すべき点は、当事者は外に出ている感覚が無いということです。むしろ会社の為にあれこれ助言している善人のような感覚を持っています。

このような人を正しく戻す為に必要なものがルールです。

組織に所属する全員が守るべきルールをきちんと設定することで、組織の中と外の境界線を可視化するイメージです。それは守るなら中に入れてあげるし、守らないなら出ていって下さいというメッセージでもあります。

この境界線を可視化することで、自分が外に出てしまっていることに気付かせ、所属する為にルールを守るという意識にさせることが出来ます。

ルールは帰属意識を強固にする

このように、組織のルールを守ることはその組織への帰属意識を醸成させ、同じようにルールを守っているメンバーを仲間だと認識しその絆を深くします。

部活動で強豪チームに所属していた人ほど、チームのこと、そのチームに所属している自分のこと、そして仲間のことを他者から批判されたら、腹が立っていたのではないかと思います。

会社でも同じで、しっかり会社のルールを守っている人ほど、その会社への帰属意識は高く、会社や自身そして仲間のことを他者から批判されたら腹が立つはずです。まさに「ワンチーム」を醸成する土台はルールなのです。

まとめ

今回はルールの弊害に触れ、ルールが帰属意識を醸成する仕組みについて解説しました。

そもそもルールは我慢して守るものです。ただ、組織に所属する私たちが安心して生けていく為には必要不可欠なものであり、また私たちは所属する組織の一部として周りから認識されることからもそれを守ることを求められています。

ただ我慢するだけはなく、守ることで同じく守っている他メンバーとの絆や信頼関係が深まり、強い組織が生まれるのです。



これで、「ルールの思考法」は終了となります。
次回からは「位置の思考法」について解説致します。どうぞお楽しみに!

リーダーになるための必要不可欠な学びを
たった2日間、5万円で学ぶプログラム

累計20万部突破したマネジメント書籍「リーダーの仮面」の内容のおさらいから、より深い発展内容・自チームでの導入を見据えたワークまで実施する、全管理職の方必聴のマネジメント講座。

「部下が育たない」「組織が思ったように成長しない」「離職率が高く人材不足」など、 問題に直面している管理職の方へそのメカニズムを解説し、翌日から正しいマネジメントを実践いただき組織内の問題を解決していきます。
プレイヤー時代の思考を捨て、リーダーとしてあるべきマネジメントを2日間の短期型講座に凝縮。申込受付中。

株式会社識学について

株式会社識学では、組織のリーダーが本来やるべき、組織の成長(未来)へのコミットに専念できるよう、「識学」という、人の意識構造に基づいたマネジメント理論を使い、組織のリーダーが抱える組織マネジメント課題を解消するためのお手伝いをさせていただいております。
2015年3月の創業以から現在に至るまで、2,000社を超える企業・団体の経営者・経営幹部などのリーダーの方々へ、組織マネジメントに関するコンサルティングサービスを提供しております。

▼識学(しきがく)とは?
識学とは、人の意識構造に着目した理論をベースにした、組織マネジメント理論です。

▼主な事業内容
・「識学」を使った経営、組織コンサルティング
・「識学」を使った従業員向け研修
・「識学」をベースとしたwebサービスの開発、提供
・「識学」関連書籍の出版

会社概要

会社名 株式会社識学(SHIKIGAKU CO., LTD.)
本社

〒141-0031
東京都品川区大崎2丁目9−3 大崎ウエストシティビル 1階
Tell:03-6821-7560

支店

■大阪支店
大阪府大阪市中央区備後町3-6-2 大雅ビル8F
Tell:06-4400-6231

 

■名古屋支店
愛知県名古屋市中村区名駅1-1-1 JPタワー名古屋21階
Tell:052-856-3235

 

■福岡支店
福岡県福岡市中央区大名2-12-15 赤坂セブンビル8階
Tell:03-6821-7560(本社共通)

設立 2015年3月 
icon_Facebook
icon_X
icon_YouTube
mark

IS 776818 / ISO 27001

pagetop