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ルールはなぜ必要?その理由とルールの役割

「ルールの思考法」Vol.1

\\ 「いちプレーヤー」から「マネジャー」に頭を切り替える思考法を学ぶ //
ルールという言葉を聞くと、多くの方は「縛られる」というイメージが先行し、どうしてもネガティブな思考になりがちですよね。とある会社では「自由な環境が素晴らしいアイディアを生む。ルールがあると考えが縛られて何もアイディアが出てこない。ルールなんてものは必要ない。」と声を上げるリーダーも実際いらっしゃいます。

では、会社含め組織においてルールは本当に不要なのでしょうか?そもそもなぜ私たちを取り巻く環境にはルールがあるのでしょうか?まずはその理由をシンプルに考えてみましょう。

ルールと自由の関係性

ルールがあるから不自由、ルールがないと自由というのは一見そうだなと思われるかもしれませんが、よく考えてみてください。「赤信号は渡ってはダメ」というルールがあるから私たちは安心して青信号の時に横断歩道を渡れているはずです。もし仮に赤信号のルールがなければ、車にひかれないようかなり気を張りめぐらせて横断歩道を渡らなければなりませんし、交通事故が頻繁に起こることは容易に想像がつくはずです。

また会社組織においては、例えば上司から「何でもいいからアイディアを出して」と言われたらどうですか?求められている枠が広すぎて困惑したりストレスを感じたりしませんか?しかも何でもいいからと言われたので、思いついたアイディアを出したら「いや、そのジャンルはダメなんだよね」なんて言われたら、「最初から言ってよ」とこれまた相当なストレスを感じますよね。

そうではなく、最初に「このジャンルの範囲内かつこのような条件で」といったルール設定があれば、その枠の範囲内で自由に考えるようになるので、先述したようなストレスやロスタイムが発生し難くなります。

つまり、ルールは私たちが安心して生活できる、仕事ができるようにするものなのです。本来ルールがあるから自由が存在し、ルールがなければ無法地帯というただのカオスに過ぎません。

ルールを決めるのはリーダーの役割

では、会社含め世の中にはルールが必要であることを前提として、ルールを決めるのは誰でしょうか?

それはリーダー(責任者)です。法律なら法務大臣(※この場合最終的な承認者という意味)、会社全体のルールなら社長、営業部に関するルールなら営業部長というように、そのチームの先頭に立つリーダーが設定します。

会社においてリーダーは部下が安心して働く為に、そしてチームが勝利する為に必要なルールを設定し、それを部下に守らせなければなりません。必要であるにも関わらずルールを決めないリーダーは、責任を放棄しているのと同義です。

ルールのジャンル分け

では、設定するルールの中身についてですが、適切な方法としては、「姿勢のルール」と「行動のルール」と名付けた2種類に分類します。この2つのルールの違いは「能力の必要有無」です。

姿勢のルールは、例えば「出社時はおはようございますと挨拶する」「日報を17:00までに提出する」といった能力によって出来る/出来ないが存在しない内容です。

一方、行動のルールは、例えば「今月100万円の売上目標達成」「〇日までにクライアントの承認が得られるシステムの開発」といった相手や環境が起因する、つまり物理的に出来る/出来ないが存在する内容です。
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リーダーに合わせる姿勢

さて、ここで押させていただきたいのは、組織構築にあたりまず必要なことは、その組織に意識上正しく社員が所属しているということです。この「意識上正しく」とは、リーダーに合わせる姿勢があるかどうかということを指します。

そしてこの姿勢を測る手段として、リーダーが設定したルールを守るかどうかの意思確認があります。そしてこれを姿勢のルールの順守によって確認します。

先程ルールをジャンル分けしましたが、姿勢のルールはやろうと思えば誰でもやれるものです。つまり守らないということは、意思を持って守っていないことになり、リーダーに合わせる姿勢がないことを表します。会社であればこれは会社に合わせる姿勢がないという意思表示なので、このような人は会社にとっても有益ではないはずです。

逆に行動のルールは能力を問う領域がある為、仮にリーダーに合わせる姿勢があったとしても結果として出来ないことが発生します。よって姿勢を見定めるにあたり判断基準として適切でないルールになってしまいます。このようにリーダーに合わせる姿勢を正確に見極めるためにルールの分類が必要なのです。

行動のルールに全力で取り組むために

また分類しているもう一つの理由は、姿勢のルールを100%順守することで、全力で行動のルールに向かわせる為です。

当たり前ですが会社にとって業績を上げることは会社が存続していくまた成長していく為に必ず求められることです。売上目標の達成、品質の向上というものはこの業績に直結するものであり、逆にあいさつや清掃といったものは直接業績に影響するものではありません。つまり姿勢のルールがいくら守れたとしても、会社として本来守ってほしい行動のルールが守れるとは限りません。

であれば、「姿勢のルールよりまずは行動のルールを守ることに注力すべきでは?」と疑問を抱く方もいるかもしれませんが、よく考えてみて下さい。リーダーの方針である姿勢のルールを守れない人が果たして行動のルールを守れるでしょうか?

実際そのような人はいるかしれません。ただ、それはかなり限られた人かつ瞬間的なものであることがほとんどです。部下全員で捉えた際に、姿勢のルールが全く守れないチームと100%守れるチームと比べた時に、どちらが売上目標などの行動のルールに全力で取り組み達成率を上げようとしますか?答えは明らかで後者(姿勢のルールが100%守れるチーム)です。

「挨拶が出来ても売上は上がらないよ。子供じゃないんだから馬鹿らしい」なんて思う方がいれば、組織という枠で捉えた時に「規律」が必要であることに気づいて下さい。会社はチームでプレーしているわけなので、チームを動かし勝利に導くためには、迷いなく安心してメンバーが行動できるように導くルールが必要なのです。

野球やサッカーなどスポーツチームが顕著な例で、強いチームは必ず監督が選手にルールを守らせ、選手も守っています。チーム内に「規律」が発生しており、それが勝利という結果に結びついているのです。

ルールをひとくくりにすると危険

最後にもう一つルールをジャンル分けする理由として、100%順守すべきものと管理していくものとで分ける必要があるからです。もし、姿勢のルールと行動のルールに分けず、ルールという一つのくくりで運用した場合、そのほとんどは100%守りなさいとなるでしょう。

そうなると、挨拶や清掃といったいわゆる姿勢のルール類はもちろん、売上目標や品質向上といった行動のルール類も同じように100%守らなければいけないことになり、全てを漏れなく100%順守するということに対して必ず混乱が生じます。

そもそも行動のルールは守りたくても守れないことがあるので、順守ではなく管理しなければいけない性質のルールです。(この行動のルールの管理については、別コラムにて詳しく解説します)

また言うまでもなく、もし全てのルールを行動のルールのように出来ないこともあるからといって「出来る限り守りましょう」なんてことにすると、絶対守るべき姿勢のルールを守らないという人が発生します。

まとめ

今回は「ルールの思考法」というテーマにおいて、ルールの必要性からルールのジャンル分けについて詳しく解説しました。

組織構築の第一歩は姿勢のルールの設定とその順守であり、その徹底が会社で言えば社員に所属意識を持たせ、売上目標などの本来達成すべき行動のルールに全力で取り組ませる為の手段になるのです。

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