識学導入の成果
識学の導入に際して、社内の反発はなかったのでしょうか?
ちょうど導入した時期が、コロナのタイミングだったんです。2020年の6月ごろだったかな。幹部クラスを筆頭に社員みんながこのままではマズいって、危機感を持っていたこともあって、スムーズな導入ができました。
もちろん、幹部にも導入することに対する不安感はありました。でも導入してから幹部社員がすぐに理解してアクションしてくれたので、すぐに結果が出たんです。1か月後には結果が実感できるようになって、2か月後にはもう利益率が倍増するようになりました。
2か月で倍増はかなり速いスピードですが、その秘訣はどういったところにあるのでしょうか?
やっぱり、識学に基づいて、役割と責任を明確にしたことですね。
これまでは、評価制度があいまいなまま、事業として成長しちゃったというようなこともあり、幹部メンバーでも自己評価でいいと思ったりして、その結果利益率が下がってしまったんですね。さらにコロナへの危機感があったところで識学を導入した。それで組織をきちんと整理していくと、本来このセクションにはこんなに人材いらないよねとか、そういったことがように見えてくるようになってきたんです。そうやって各々の役割が明確になったことが、最終的に利益の増大につながったんだと思います。
考え方の部分から、担当さんに初期指導を受けて変えていきました。例えば、給料をもらっているから仕事をしているということから、仕事をするから報酬が発生するという考え方へのチェンジです。本人の責任についてなど、識学の在り方を結構厳しく指導してもらいましたが、時期的にコロナへの危機感とマッチしていたこともあって、反対は全然起こりませんでしたね。組織の価値観やルールも徹底して、統一していきました。