識学 実践メソッド

結果の設定と経過の改善

投稿日:2021年8月18日

部下にやり方の工夫をしてほしい時、「工夫をしろ」と言うのは無意味

成果がなかなか良くならない。

そんな部下の特徴として、いつも同じやり方をしている、対策が講じられていない、デキる人に聞きにいっていない、上司に教えてもらいにこない、などはよく出てくるものです。
つまり、未達成で終わったとしても、経過が改善されていない、というような状況です。

こうしたケースでは、上司として部下にどのようにマネジメントしていますか?

「数字が上がってあがってこないのだったらもっと先輩にアドバイスをもらいにいきなさい」
「そんなやり方では結果に結びつかないから、外部のセミナーに参加してみなさい」

こうした発言をしていませんか?
つまり、工夫が足りないのだからもっと工夫しなさい、と直接的に経過(やり方)に口出しをしているパターン。
これらはすべてNGです。

ではどうしてでしょうか。

経過に口出しをしてはいけない理由

突然ですが、質問です。

あなたが人生で一番、勉強を頑張ったのは何歳の時でしょうか。

この質問に対しては、大学受験前、資格試験前などと回答される方が多いです。
ではなぜその時にあなたは頑張ったのか。
それは、「試験にパスする」という結果が設定されたからです。
「勉強を頑張る」というのは経過です。
「試験にパスする」という結果に到達するために、「勉強を頑張る」という経過が改善された、となります。
ではもし、親や先生から「勉強しなさい」と言われて、あなたは勉強を頑張るでしょうか。

つまり、経過を改善してほしい際、経過に直接口出しをしても、言われた方はその必要性を認識できていないため、多くの場合「嫌々やる」か「やったふりをする」ということになってしまいます。
部下へのマネジメントも同じ。経過を改善してほしい際も、経過に口出しをするのではなく、経過を改善しないと結果にたどりつけないような結果を設定することがポイントです。この結果の設定こそが上司の仕事であり、それを受けて経過を改善することが部下の仕事となります。

識学社の事例

識学社の例を見てみましょう。

識学の講師は、入社後まず講師の勉強とテレアポからスタートします。平均して3か月ほどで講師テストをを合格し、晴れて営業部に講師としてアサインされるのですが、情報は日々アップデートしていくため、卒業後もしっかりと勉強をしていないと講師スキルが維持できません。

講師になるための卒業テストの難易度は決して低くないため、一度受かったら安心して勉強を怠ってしまう、なんてことが過去はありました。
現在はどうか。

講師に勉強をしてほしくない上司はいませんが、「勉強しなさい」という上司は一人もいません。なぜなら、それを言うまでもなく、勉強をせざるを得ない結果が各講師に設定されているからです。

識学の講師は、新人ベテラン問わず全員が毎月1回第一月曜日に理解度テストを受けています。このテストにおいて、3か月平均のスコアが基準以下になると、講師資格がはく奪され、テレアポ部隊に戻されることになります。上司が言うまでもなく、講師はみんな勉強を必死で頑張っている、という状況です。

是非、参考にしてみてください。