株式会社 シード
代表取締役社長 吉川 幸孝氏

お客様について
About

スマートパーキングは空きスペースをコインパーキング(駐車場)として貸し借りできるサービス。手掛けているのは株式会社シードを率いる吉川 幸孝氏だ。
名古屋市でコインパーキング事業を立ち上げた父親を持つ、いわゆる「二代目社長」だ。2012年に創業、アプリサービスを中心に父親とは別の角度からでパーキング事業に取り組んでいる。
二代目社長こそ、M&Aに取り組むべきだと語る吉川氏が、「M&A顧問」をいかに事業戦略へ取り入れてきたのだろうか。また、今後どのようなM&A戦略に取り組んでいくのだろうか、お話を伺った。

インタビュー
Interview

M&Aプラットフォーム、仲介系では「いい案件」は探せなかった?
「M&A顧問」の導入経緯や背景について教えてください。
M&A自体に興味を持ったことが最初です。2018年の4月頃だったと覚えています。当時、巷では「会社を買う」系のビジネス本がブームになっており、そこからまず興味を持ちました。M&A関連の知識をまずは持とうと考えまして、いったん書籍を読もうと決めたんですね。M&Aに関する書籍を読み始めて、これは面白いなと感じました。そこから、「M&A顧問」を知り、契約しました。M&A案件があった場合に気軽に相談できるだけでなく、M&Aについての個別研修も受けることができるというサービス内容に惹かれました。
M&Aは売却と買収、どちらに興味があったのでしょうか。
買収する側です、自社サービスとシナジーを産めるようないい案件はないのだろうかと探し始めました。何件も案件を見て、書類も何度か自分の目で読んでみたりと、自分でもいろいろと調べてみたんですが、やっぱりそもそもM&Aは難しいなと実感しました。
他社のサービスは検討されましたか。
実際に利用もしてみました。一通り、M&Aのプラットフォームやサービスには登録し、何社かは直接面談までしたのですが……。そもそもいい案件が見つからず、手数料もかなり高かったんです。足元を見られているような価格設定だったと思っています。よさそうな案件があっても、「あなた以外からもたくさんの問い合わせが来てるので、別にあなたじゃなくてもいい」ぐらいの反応でした。オンラインプラットフォーム系は、間に入って案件内容を見てくれる人がいないから、売り手が言いたい放題なんです。そこに悪意があるか、ないかに関わらず、売り手にもM&Aに関して正しい知識がない中でサービスを利用しています。正しい知識がない中で提示している条件が多く、条件も内容もかなり売り手側に寄ってしまっている印象です なので、プラットフォーム系にはいい案件はないと判断しました。また、仲介サービスで買うにも、売りたい案件にはいい案件がなく、仲介会社が、売れるようにちゃんと仕上げてくるので、おいしい案件は存在しないんです。案件によっては、いかによく見せるかという見え見えの提案が多かったので、と少々厳しいかなと。その会社のその価格は果たして本当に正しいのか、自分で判断できるようにならなければと強く思いました。
危ないM&Aは止めてくれる「M&A顧問」
勉強会を通じて、経営にどのような変化がありましたか。
(M&Aについて)知らない者同士、未経験同士が一緒になろうとしても失敗する可能性はかなり高い。分からない者同士がM&Aするには、どのような条件や基準を設けて、いつまでに回収するのかをプロに見てもらったほうが圧倒的に早いです。それだけで、成功確率はかなりあがると思っています。研修でM&Aに詳しくなったことで、起業家や周りの経営者から相談がくるようになりました。これは研修で学んだことですが、いい売り案件を見つける為に一番大事なことは、そもそもM&Aに詳しくなり、相談されるポジションを確立することです。売りたがっている案件はすでにいい案件じゃなくなっている場合が多いので、潜在的な売り案件に接していく必要があるんです。一番いいのは、「うちと一緒になりませんか」とこちらからアプローチしていくことです。
では、どのシチュエーションだったらその展開になるのかというと、向こうが自分に、調達や資本政策といったファイナンス系の相談をして来る状態が一番いい案件が取りやすいんです。どうしたら相談が来るのかといったら、まずはM&Aに詳しくなること。例えば、何かの集まりで経営者同士が喋っている時に、「この人、ファイナンスに詳しそうだな」って思ってもらえたら、先方から相談に来るはずです。経営者であれば、本来そうした潜在的なM&A案件っていっぱいあるに決まっているんです。M&Aに詳しくなったことで、少しずつそうした案件が見えてきている気がしています。
M&Aだけでなく、事業計画書のアドバイスまで
勉強会で印象的なアドバイスはありますか。
「吉川さんは、M&AエグジットではなくIPOを目指した方が良いのではないか」というアドバイスです。僕は普通の起業家と違っている点があり、それは親が事業をやっているということ。親は名古屋の駐車場経営の大きな会社を経営しているんです。会社に親からの資本が入っていたり、親の会社と業務提携をしていたりと、若干複雑な構造になっているんです。だからこそ、いったんIPO路線に振ってみることで、関連会社との構造もうまくいく可能性があるとアドバイスをいただきました。講師陣は組織再編が一番得意な分野であり、その分野のアドバイスは非常に役に立ったと記憶しています。
今は、「M&A顧問」でどのようなことをやっているのですか。
事業計画書の作り直しですね。調達というより、社内向けにいつまでにどこを目指すのかしっかりと決めないといけないなと。自分の中にある目標やビジョンを外にしっかり出さないと、組織としてまとまっていかないと感じています。やはり、事業計画を作るのは大事なんです。よくある話として、意味もわからずに前期の30%売上アップと目標設定する会社が多いのですが、それは正直あんまり意味がありません。なぜ30%アップを目指すのかが明確ではないのに「30%アップ!」と宣言したところで、会社は一丸となれないんですよね。経営目標の決め方に必然性がない会社は多いように思います。
IPOやM&Aがゴールだと、これはすごいわかりやすいんです。IPOをするためには、同業他社がこのぐらいの利益が上がっているから、この利益を目指そうとなり、なぜそれを目指すのかが明確になります。また、M&Aだとこの金額で会社やサービスを売りたいから、このくらい利益を出さなければいけないとなります。それがないのであれば、目標設定が正しいのかどうなのかっていう検証もできません。ですので、やはり事業計画は大事だと考えています。
「二代目社長」は特にM&Aについて学ぶべき
今後どのように事業を展開していきたいか、お考えをお聞かせください。
グループ会社全体の今後でいうと、経営者である父が引退したあとのことを考えています。自分の会社や事業を売るのか、IPOさせるのかという選択肢はそもそも学ばないと選ぶこともできません。こうした選択肢、選べる手はたくさんあったほうがいいなと。駐車場はインフラです。スマートパーキングも生活にとって当たり前のサービスになるようなところまで持っていきたいなと思います。
最後に、M&A顧問」をどのような方におすすめしたいですか。
二代目社長は特にM&Aについて学ぶべきだと思います。先代が作り上げてきた資産があるのであれば、それらをかけ算する方法は学んでおいて絶対損ではありません。二代目社長はそうした技術を学べるところ、そもそもそうしたことが学べること自体を知らない人たちも多いと思います。学んで、かけ算させたほうが事業は大きくなります。
創業者は自分で事業を立ち上げているから、経営能力が高いんです。なんで二代目になると業績が下がり、三代目で潰れるのかというと、初代の経営能力を超えられないからです。でもそれは、同じ領域や同じ経営手法において超えられないだけであって、違う切り口だったら超えられる可能性は充分あります。こう考えた時に、やはりファイナンスやM&Aが初代よりも長けていると、会社はより大きくなるかもしれませんね。

会社概要
Outline

会社名  株式会社シード
所在地  〒450-6322 愛知県名古屋市中村区名駅1-1-1 JPタワー22階
代表者

代表取締役 吉川幸孝

事業内容  駐車場シェアリングサービス「スマートパーキング(Smart Parking)の運営
ウェブサービスやシステムの企画、運営
スマートフォン用アプリケーションの企画、運営 インターネット広告

マンガ
Download

ムービー
Download

導入レポート
Download

無料トライアル
Trial