識学で組織変革に立ち会える面白さ
ーーなぜ識学に興味を持ち、入社することになったのか教えてください。
人の心理に興味があり、組織心理学や行動経済学にもアプローチしていました。その中でも識学の組織理論はユニークで面白いと感じ、汎用性があり活用できると感じたのです。特に感情で動かそうとしていた私には、上手く使い分けられるようになるのではないかと。そして、クライアントの成長と自己成長に繋げたいと考える中、自らのキャリアとして様々な組織の成長に関わりたいと思うようになり、キャリアチェンジを図ることに決めました。
ーーこれまでのコンサルタント活動の中で苦労した経験を教えてください。
識学理論を学び理解したとしても、実践が難しい方々に対して、どう実践してもらうのかということです。
具体的には、理論とは真逆の自組織で状態の時に、実際に実践することに躊躇したり、目の前の状況に学んだ理論のどの部分が当てはまるかリンク出来なかったりという時です。
ーーそれをどのように乗り越えたのか教えてください。
実践についてアドバイスした上で、確実に実践してもらうために、実践時の社員の反応や感触のレポート提出を宿題として求めました。その内容に応じて、やり方を変えられるよう試行錯誤を何度か重ねました。自分ではわからないケースが生じた際は、上司にも相談しました。また、LINE等も活用しタイムリーに相談してもらえる体制を整えられるよう意識しました。
ーーこれまでのマネジメント支援(トレーニング)の中で一番印象に残ったケースを教えてください。
あるクライアントは売上を倍以上にするという大きな目標を掲げ、経営改革に取り組む一環として識学を導入しました。社員思いの社長で、幹部社員を巻き込みながら識学理論に則った評価制度を構築しています。社員がパフォーマンスを発揮できる環境づくりを評価制度で表現していくわけですが、まさに組織変革の根幹に関わらせてもらえていることを実感しています。
また、あるスタートアップの創業経営者は、それまで組織を大きくするつもりがなかったところが、心機一転、組織拡大を目指して識学を導入しました。先読みしてアウトプットをするほど識学に真剣に取り組んでいます。組織図や社員の役割分担、ルールなどを一つ一つつくり、社員と共有しています。そのプロセスに一緒になって関わりながら、一から組織づくりを支援できる面白さを感じているところです。