いかに実践に落とし込むか。これが何よりも重要
ーーなぜ識学に興味を持ち、入社することになったのか教えてください。
前職時代は、毎年新しい社員が入ってもマネジメントしきれず、辞めては現場におりて介入する。また新しい社員が入っても辞めて……を繰り返していたので、自分自身の成長を感じられなくなったんです。
会社としては「管理職は現場のスタッフと同じ」という考えがあったのですが、物理的に難しく、ポジションごとに役割は決まっていて、それぞれがその役割を果たすことで結果的に組織のパフォーマンスが上がるはず──そう感じていました。
会社との方向性や考え方に相違がある中で、安藤代表のコラムにも同じようなことが綴られており、「まさにこれだ!」と思ったのを覚えています。それをきっかけに安藤代表の著書「できる課長は『これ』をやらない!」を買い、転職を決意したときにまず受けたのが識学でした。
ーーこれまでのコンサルタント活動の中で苦労した経験を教えてください。
受講者の方はインプットがメインになるので、どうしても「識学、いいね!」で終わってしまう方が多いんです。でもインプットしただけでは意味はなく、アウトプットしてはじめて効果を発揮します。理解はしていただけるのですが、実践に落とし込んでいただけない場合があり、その点に苦労することがあります。
ーーそれをどのように乗り越えたのか教えてください。
「いつまでにこれをやってください」などという約束をきちんと握ることで、それを確実に実行していただくようにしました。その結果、インプットだけで満足せず、実際に行動していただけるようになりました。
ーーこれまでのマネジメント支援(トレーニング)の中で一番印象に残ったケースを教えてください。
ヨガスタジオを運営している組織でのエピソードです。既に代表のトレーニングが終わり、今は幹部クラスのトレーニングをしているのですが、これまでマネジメントについて学ぶ機会がなかった方たちばかりで、トレーニングをするたびに衝撃を受けていただいています。
「そういう考えで良かったんですね!」と。素直に受け止めていただき、実践にどんどん落とし込んでいただいている状態で、少しずつ結果が出て来ているとのことです。組織として変わっている感覚はあるので、今後の更なる変化が楽しみです。