徹底的な「言語化」でM&Aに対するリアリティを感じていただく
ーーなぜ識学に興味を持ち、入社することになったのか教えてください。
識学のM&Aトレーニングという新しい切り口のサービスに興味を持ち、まずは話を聞いてみようとアクセスしました。詳しい話を聞いて、自分が抱いていた課題感を識学のM&Aトレーニングが解決できるのではないかと感じられたことが大きかったですね。
ーーこれまでの講師活動の中で苦労した経験を教えてください。
識学のマネジメントに関するトレーニングは経営者が経験したことをベースに行うことができるのに対し、M&Aはまだ経験したことのない方々に対してお伝えしていくことが多いという点です。そういう方々に対していかに理解を促し、気づきを与え、腹落ちさせるかという難しさを感じています。
ーーそれをどのように乗り越えたのか教えてください。
何がわからないのかがわからないという状態に対し、M&Aプロセスの骨格を示し、考えるべきポイントを一つひとつしっかり理解してもらうことに尽きます。また意思決定のポイントは人によって違いますので、それが何かをコミュニケーションの中で明確にし言語化することも重要だと考えています。また、機密度の高い内容をケアしつつナマの事例を紹介し、リアリティを感じてもらえるよう工夫しています。すると、反応が変わりますね。
ーーこれまでのマネジメント支援(トレーニング)の中で一番印象に残ったケースを教えてください。
トレーニング後、実際に売却のディールがこれ以上ないほどスムーズに進んだケースがありました。「相手が考えていることが手に取るように理解できました」「リスクを最小限にできました」と言ってもらえました。頻繁に連絡を取り合いアドバイスできたことが奏功したと自負しています。このお客様は、今度は買収に向けて現在もチャレンジを続けられています。利害関係のない第三者として何が論点かを伝えることができる立場にいるわけですから、このように大いに活用していただきたいと思っています。