自身のアップデートも識学通りに
ーーなぜ識学に興味を持ち、入社することになったのか教えてください。
その本のタイトルカバーに『部下にモチベーションは与える必要は無い』『部下の頑張りは評価しなくて良い』と付されており、三度見するほど衝撃を受けました。
一体どんなマネジメントなんだと早速本を買い、読み進めていくと『マネジメントには正解がある』ということでした。
”自分同様に悩んでいる多くのリーダーに伝える側に回りたい”と考え、転職を決意しました。
ーーこれまでのコンサルタント活動の中で苦労した経験を教えてください。
識学の理論をインプットした上で、経営者から「今は業績がいいから、社員との飲み会をやりたい」と言われた時に言葉に詰まったことです。識学的には、社員との飲み会は位置ズレを起こす要因として否定していますが、その経営者の強い意志に杓子定規的な対応をしても難しいと感じたからです。
ーーそれをどのように乗り越えたのか教えてください。
自分の識学理解不足という未熟さを感じたので、上司のやり方から学ぼうとトレーニング同席の権限を取り知識を身に付けました。
まさに識学でお伝えしている”結果の完了”です。不足を認識し行動変化することを社内で経験しその大切さを理解しました。
ーーこれまでのマネジメント支援(トレーニング)の中で一番印象に残ったケースを教えてください。
経営者は識学導入に前向きでしたが、No.2の役員が懐疑的と聞かされていました。
そこで、ひとまず経営者だけにトレーニングを受けてもらった上で、役員に直接提案させて欲しいと要請し、
役員と話しをしたところ、既に識学的なマネジメントを意識的に実践していたため”敢えて識学を学ぶ必要は無い”
と考えられたわけでした。
その役員のマネジメントはこれまで在籍してきた会社で培われたもので、理論をベースにしたものではありませんでした。
No.3以下の社員にも着実に落とし込みを図っていくためには、役員の正しい理解が必要不可欠でしたが、識学のマネジメントは理論に基づいており且つ論理的だったため、ご納得頂き全社導入が決まったことです。