M&Aの目的は、自社の成長と永続性の強化
ーーなぜ識学に興味を持ち、入社することになったのか教えてください。
その識学がM&Aトレーニングのコンサルタントを募集していることが目に留まり、自分ならば会社経営の経験や大学院での学び、そしてM&A経験も活かせると感じた。
ーーこれまでのコンサルタント活動の中で苦労した経験を教えてください。
入社以来8カ月で14人の経営者に対してトレーニングを行った。いずれM&Aは行いたいと思っていても今すぐではないという状況の中、忙しい経営の日々にあってトレーニングで学んだことをすぐに実践に移せないことにジレンマを感じる。なるべく早くM&Aの案件に接することで、学んだ知識をフル活用してほしい。
ーーそれをどのように乗り越えたのか教えてください。
手軽にできることとして、M&Aのマッチングサイトに登録し、興味ある案件があればアプローチしその結果を教えてくださいとお願いしている。何人かの方には実践していただけたが、相手と合意して案件を進めるに至ったケースはまだ1件のみ。マッチングサイトですから、あまり良くない案件も多く掲載されているという事情もあると思いますが、そういった実践を通じて経験値を高めていくことが重要だと思う。
ーーこれまでのマネジメント支援(トレーニング)の中で一番印象に残ったケースを教えてください。
トレーニング後、M&Aの成立はまだですが、順調に進めているお客様がいます。自社を拡大させる意欲が強く、M&Aの必要性を強く感じていることが大きいと思う。
M&Aの目的は、自社の成長と永続性の強化。現状のままではいずれ衰退するという危機感を持つことが大事。また、M&Aは経営者の誰もが関わる必須の知識であり、このトレーニングによって日々の意思決定までも変わる効果がある。
実際にM&Aをすぐ実行しなくても、受講する意義は大いにあると確信する。