株式会社エストコーポレーション 代表取締役 清水 史浩氏

業績拡大の原動力

今まで思い描いていた
 “
社長像”は、間違っている。
そう
気づかせてくれたのが
 識学だった。

株式会社エストコーポレーション
代表取締役 清水 史浩氏

「医療・福祉領域×IT」という分野において事業を展開しているベンチャー企業。それが、株式会社エストコーポレーションだ。2007年に大学卒業と同時に同社を設立し、事業を急拡大していったのが、代表取締役の清水 史浩氏。超高齢化社会を世界に先駆けて迎える日本の医療・福祉における課題に着目し、「健康診断情報電子化サービス」や病院予約ポータルサイトのリリース・運営といった業界に革新を起こすサービスを提供することで、日本が医療・福祉のモデル国として世界に発信できるインフラを整えることを目指している。「ベストベンチャー」4年連続選出、「働きがいのある会社ランキング」6位受賞など、外部からも高く評価されている同社。しかし、その裏側で、清水氏は大きな悩みを抱え続けていたという。その悩みを解消するきっかけとなった識学との出会いとは。そして、識学を学んだことでどのような変化があったのだろうか。

端から見れば「優良ベンチャー」。
 しかし、その実情は……

—識学と出会ったきっかけについてお聞かせください。

きっかけは、当時識学を受講されていたある経営者の方からのご紹介でした。紹介をしてくださった経営者の方と私の経営に対する考え方は、以前はとても似ていたんです。「会社は“人”がすべてだから、従業員一人ひとりとちゃんとコミュニケーションを取ろう」とか、「モチベーションって大事だよね。飲み会とかやってる?」と、よく話し合っていました。ところが、ある日突然、その経営者の方が「清水君、経営には感情論を抜きにした仕組みやルールが一番大事なんだよ」とおっしゃるようになったんですよ(笑)。「今までと言っていることが全然違う……いったいどうしたんだろうか?」と戸惑う一方で、180°違う考え方にも興味があり、その後、識学の講師の方とお会いして話をすることになりました。

—貴社は当時も「ベストベンチャー」や「働きがいのある会社ランキング」を受賞されるなど、対外的な評価も高く、特に課題感があるようには感じないのですが……なぜ識学の必要性を感じたのでしょうか?

創業から2年前まで、当社は売上7億円近くまで年々成長をしていました。しかし、それ以降は成長が鈍化して、7億円以上の売上を上げることができなかったんです。従業員数は増え続けていて、社員同士の仲も良く、職場の雰囲気は良い。対外的な評価も高く、誰もが「エストって良い会社だよね」と満足をしている。それなのに、売上は伸びない。経営が圧迫されて苦しい。従業員の給料や賞与を上げることができない。結果、私や役員の業務量も、いつまで経っても創業時と変わらない。そんな状況が続いていました。この状況を変える答えが、識学にはあると思ったんです。
また、講師の方とお話をしていた時に、話の流れで旧知の仲である同世代の経営者も実は識学を受けていたことを知りました。その会社は、当社が伸び悩んでいる時期にも業績を伸ばし続けていて、「創業期はあまり変わらないのに、うちとあの会社はなぜ成長スピードに違いがあるのだろう?」とずっと不思議に思っていたんです。しかし、話を聞いて「あの会社が伸びた要因はコレだったのか!」と確信。自分もぜひ学んでみたいという思いがより高まりましたね。

「何を言われようとも、
 10年後に感謝されれば良い」という覚悟

—今までの考え方とは全く異なる識学を受けてみて、特に印象に残ったことについてお聞かせください。

特に心に響いたのは、「清水さんの思い描いている“正しい社長像”は間違っています」という講師の方からのお叱りの言葉です。
識学を学び始めた当初、「“正しい社長”ってどんな社長だと思いますか?」と聞かれたときに、「従業員から慕われ尊敬を集め、巻き込んでいけるリーダーシップのある人」と答えたんです。そうしたら、「違います。」とバッサリ切り捨てられてしまいました(笑)。「“正しい社長”というのは、目の前のみんなから好かれることを考えるのではなく、10年後に会社を伸ばすことができる社長。そのための責務を果たしている人物が正しいリーダーであって、今いくら良い社長だと思われたとしても、10年後も結局、今の会社の成長ペースと変わらなければ、それは無能な社長だという事です。」そう諭され、一気に目が覚めました。たしかに、ここ数年はみんなとコミュニケーションを取って、飲みに行ったり休日も一緒に遊んだりすることでモチベーションを与えていたつもりになっていたけれど、ずっと死ぬほど忙しい上に、利益も上がらず、従業員の給料も上げられない。それはつまり、正しい会社の経営者としての仕事ができていなかったということか、と。
きっと、自分が今までのやり方をすべて変えれば「社長が冷たくなった」「前の社風の方が良かった」といった不平不満が頻発するだろう。でも、もう何と言われても構わない。会社を成長させて、10年後に感謝されればそれで良いんだ、という覚悟ができました。その上で、具体的に何をするべきかは、識学の理論を軸に考えるようになりましたね。

—識学の考え方を身につけたことで、どんな変化・メリットがありましたか?

私自身のもっとも大きな変化としては、経営における悩み事が一切なくなりました。
おそらく、世の中の経営者のほとんどが、「人」で悩んでいると思うんです。一人の社員のちょっとした言葉や悩みにも気を取られてしまうんですよね。私自身も以前は、従業員のことを自分の弟・妹のように想い接してきたので、ちょっとした悩みでも相談されたら真剣に抱え込んでしまっていました。結果、私の頭の中は従業員みんなの悩み事でいっぱいになってしまっていたんです。しかし、今はそこに付き合うことをやめました。誰かが会社に不満を感じて辞めそうだという話が出ても、以前は引き留めていましたが、今では「うちのルールにそぐわないなら辞めた方がお互いのためだよね」と言えるようになりました。会社の成長に責任を持っている私たち経営陣は会社のルールを決定する責任があります。もし、そのルールで会社がうまく行かなければ全て私たちの責任です。ですので、そのルールが守れない人は組織に居続けてもらうのは難しいと思えるようになりました。良い意味でドライになれたと思います。

経営方針を変えてから、辞めた従業員は20名ほどいます。昔の私にとっては、絶対に辞めてほしくない人たちでした。結果が出ていなくても、ルールを守れなくても、一緒にいてくれるだけで良いと思っていました。その時には、それが本人の成長や組織の成長を阻害していることに気付いておらず、経営者として完全に間違った考え方を持っていました。でも、自分の役割を全うしていない従業員が、ルールに対して納得をしない、不平不満を言うならば、お互いにとって一緒にいる理由がないので引き留める必要がないということを、識学は気づかせてくれました。

数年停滞し続けていた売上が、識学の導入により急成長

—識学の理論に基づいた改革により、役員や幹部、従業員には何か変化がありましたか?

識学の効果を身をもって実感したので、役員や事業部長にも識学を受けてもらうことにしたのですが、役員に関しては、自分自身に与えられた責任と役割が明確になったことで私や部下である事業部長とのコミュニケーションの質が大きく変化しました。例えば、今までだったら私に意見を求めていたことに関しても、「この件は私たちで解決をしなければならない領域なので、社長は会議に出なくても大丈夫です」と言ってくれるようになったことで、経過に干渉する時間を取られなくなり、社長としてのコア業務に注力できるようになりました。また、事業部長のマネジメントも、識学後に激変しましたね。当社は医療情報の電子化サービスの最大手という背景もあり、内務スタッフが多く在籍しています。そのため、営業職よりも内務に携わる人員が多く、さらに、内務スタッフは主な仕事がオペレーション業務のため、“成長”や“出世”という言葉に響かない人が多く、どうすればもっとやる気をだしてくれるか課題でした。彼らを管理する事業部長は、今までは「どうしたらいきいきと働いてもらえるだろう」と悩み続けていたのですが、識学を学んだことで、内務スタッフ一人ひとりにも明確に「何をしたら会社から評価されるのか」を示すことが重要だと考え、月単位、週単位、1日単位で日報を上げることを義務化し、業務内容の可視化を行いました。そうすることで、管理者は「この仕事はこういう風にやってね」といった経過の管理をする必要がなくなり、目標を達成することができたかどうかの結果を管理するだけで良くなりました。結果だけを求めるようになったので、手取り足取り指示されないと行動できない従業員は辞めていきましたが、残ったメンバーは自分で考え一生懸命結果を出そうとするようになり、結果として一人ひとりの業務レベルが上がっていますし、以前よりもいきいきと働いてくれています。

—組織の変革により、「売上が伸び悩んでいる」という経営課題を解決する糸口を見つけることはできたのでしょうか?

はい。識学を学び、識学の理論や考え方に基づいた組織体系、運用、経営方式へ舵を切ったことで、今期は大幅が業績・利益の向上が見込まれています。ここ数年間7億円止まりだったのが、現時点で少なく見積もっても10億円は手堅い、という状況です。こんな話をすると、「そんなうまい話があるわけない」と思われてしまうかもしれませんが、決してそんなことはありませんよ(笑)。

株式会社EST corporation(エストコーポレーション)
会社名 株式会社EST corporation(エストコーポレーション)
設立 2007年7月12日
所在地 〒102-0073
東京都千代田区九段北4-1-28 九段ファーストプレイス6F
代表者 代表取締役 清水史浩
従業員数 76名(派遣社員含む)
事業内容 ・特定健診(住民健診・企業健診等)、
・生活機能評価のデータ作成・電子化業務全般
・高齢者マーケティング及び二次予防事業対象者把握業務
・レクリエーション代行サービス『レクサポ』の運営
・医療機関検索・予約サービス『EST Doc』、
・診療予約管理システム『EST Book』の運営
・内科検索地図アプリ『ソクミテ』の運営
ホームページ http://est-corporation.jp

 

他のインタビュー記事を読む

株式会社 ALL CONNECT 代表取締役社長 岩井 宏太氏

組織全体に識学を - 読み書きや計算と同様に、社会で必要な考え方が詰まっている「学問」

UUUM 株式会社 代表取締役 鎌田 和樹氏

フラットからピラミッドの制度作り - 「フラット型組織」から「ピラミッド型組織」に成長する上で基盤となる理論・考え方を得た

株式会社 ピーアップ 取締役副社長 川名 廣季氏

組織の矛盾を言語化 - 組織内に発生した「ズレ」をいち早く取り除けば、パフォーマンスは確実に向上する

株式会社サービシンク 代表取締役 名村 晋治氏

秩序と成長機会のある環境こそ、真の働きやすい環境 - 第二創業期における組織運営の考え方の「軸」として活用中

株式会社エストコーポレーション 代表取締役 清水 史浩氏

業績拡大の原動力 - 今まで思い描いていた “社長像”は、間違っている。そう気づかせてくれたのが 識学だった。

株式会社林産業 代表取締役社長 小沼 佳史氏

経営力・組織力強化の手段 - ”組織人としての自覚”が自然発生する組織へ~創業者から引き継いだ組織がさらに成長するために~

株式会社スリーエス 代表取締役社長 吉田 秀樹氏

組織改革の軸 - 変えたいのに変えられないでいた現状の突破口が開かれた

株式会社インタースペース 執行役員 ストアフロント事業部長 岡田 英明氏

組織を自走させるリーダーへ - 識学は、自走できる組織への全てが詰まっている

税理士法人CROSSROAD 代表社員 三嶋 政美氏

推進力が飛躍的に向上 - エンジンが増え、後ろから風を感じられる組織へと成長できた

R&C株式会社 専務取締役 今村 英之氏 X R&C株式会社 代表取締役 足立 哲真 氏

健全な競争により、成長が加速 - 「個人商店の集まり」ではなく、「ひとつの組織」としての一体感を醸成するきっかけに

株式会社カスタマーリレーションテレマーケティング 代表取締役社長 小林 祐樹氏

マネジメントにおける新たな武器 - 目の前のフィルターが取り払われ、全く違う景色が見えるようになった

株式会社アール・エム 代表取締役 中山 義隆氏

「厳しさ」のベクトルを正しい方向へ - 部下は自分を映す「鏡」上手くいかない原因は自分自身にあるのだと気づかされるきっかけを得た

MIKAWAYA21株式会社 グッドパートナー事業部 事業部長 中村 亜依氏

「マネジメントとは?」の答えが詰まった学問 - 初めてのマネジメントも識学があれば全く怖くない

株式会社ファインドスター 代表取締役社長 渡邊敦彦氏 X 執行役員 魵澤雅則氏 X 萩尾麻子氏

株式会社ファインドスター - 我流の経営から抜け出すための「型」を手に入れた。

株式会社識学 スポーツ事業部 部長 元ラグビー日本代表 元追手門学院大学女子7人制ラグビー部 ヘッドコーチ 後藤 翔太

識学とスポーツの親和性 - スポーツにおける 「本質的な力」を徹底的に磨き上げ、No.1へと導く術を手に入れた

スペシャル対談3 オープンデザイン株式会社 代表取締役 吉村 拓也 氏 X 株式会社識学 和田垣 幸生

スペシャル対談03 - 超属人化から脱却し、「自ら役割」を果たす集団へ変化していくために必要なこと。

スペシャル対談4 トークノート株式会社 代表取締役 小池 温男 氏 x 株式会社識学 代表取締役社長 安藤 広大

スペシャル対談04 - 開発納期の大幅な短縮化を実現したIT企業が、さらなる挑戦へ自社サービスの新機能に識学の要素を活用した理由とは。

スペシャル対談5 株式会社MS・PAINT 代表取締役 山口 轉紀 氏 x 株式会社識学 大阪支店長 冨樫 篤史

スペシャル対談05 - 分裂していた会社をひとつに。そのきっかけが、識学だった。

スペシャル対談6 株式会社SAL 代表取締役 魚住 琢 氏 x 株式会社識学 講師 田中 康雄

スペシャル対談06 - 新しい期のスタートを識学と二人三脚で踏み出すメリットとは。

元劇団四季 舞台女優 熊本 亜記氏

「プロフェッショナルとは何か」の答えが、識学には詰まっていた。

スペシャル対談7 株式会社LEGEND 代表取締役 斉藤 徹 氏 x 株式会社識学 講師 山下 智史

スペシャル対談07 - 経営学では学べなかった、組織の問題の解決方法を明らかにできる学問。

スペシャル対談8 株式会社ラインアップ 代表取締役 山本 健雄 氏 x 株式会社識学 大阪営業部 深石 圭

スペシャル対談08 - どんな外部研修よりもシンプルで即効性のある学問との出会い。

アナグラム株式会社 代表取締役 阿部圭司氏 X 取締役 竹内 槙優氏 X 小山純弥氏 X 古田のどか氏

アナグラム株式会社 - “仕組み”“ルール”が人を成長させる。“ルール”は人を縛るものではなく、 迷い無く自走・成長させるためのもの

スペシャル対談9 株式会社wevnal 代表取締役社長 磯山 博文 氏 x 株式会社識学 講師 入澤 勇紀

スペシャル対談09 - 識学には、組織づくりの”原理・原則”が詰まっている。

株式会社ギフト 代表取締役 田川 翔氏

株式会社ギフト - “言い訳”の生まれない組織は、事業成長を加速させる。

お問い合わせ/資料請求

組織運営でお悩みのことはありませんか?お気軽にご相談下さい。

数多くの企業の組織運営課題を解決してきた、マネジメント理論と経験で御社のお悩みを解決します。

株式会社 識学

〒141-0031東京都品川区西五反田7-9-2KDX五反田ビル4階

【お急ぎの方はお電話にてお問い合せください】

03-6821-7560 [年中無休]9:00-18:00

この内容で送信します。よろしいですか?